「経絡的な治療の効果が脳の可動性と関係しているのは明らかです。僕の場合は、高段者レベルの詰碁が100問連続で正解できるようになってから、陰だった爪が陽になり、しばらくして、歯や髪の毛も陽になるという現象が起きています。」

「髪の毛は薄いままですが、よく見ると、陽になっていますね」と町会長。

「そうなんですよ。」

「それでは、目や爪や髪の毛や歯が陰なのは、脳が経絡的に機能低下しているためなのですか」と町会長。

「基本的には、そうは考えているのですが、他にこういうことが起こった人がいないようなので、脳が経絡的に緩めば、誰でも、目や爪や髪の毛や歯が陽になるということに疑問がありました。」

「『疑問があった』ということは、今は疑問がないということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。実は、治療を始めた頃、『人間は二足歩行をするようになってから、腰椎5番の可動性が著しく低下し、連動して頸椎1番の可動性も著しく低下してしまっている』という仮説を立てました。」

「腰椎5番の可動性は、二足歩行をすることによって低下していくのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それでは、渡辺さんのお父さんのように、毎日、10キロ以上も走ると、腰椎5番の可動性は著しく低下してしまうのではありませんか」と町会長。

「父の腰椎5番の状態については記憶がありませんが、僕の腰椎5番は壊れていて可動性がありません。」

「それでは、頸椎1番も可動性がないのですか」と町会長。

「元々、肝機能低下で全身が固まっていたので、頸椎1番は可動性はなかったのですが、脳を緩めるようになってから、わずかながら緩んできています。」

「もしかして、頸椎1番の可動性が、目や爪や髪の毛や歯が陽になることと関係しているのではありませんか」と町会長。

「おっしゃる通りです。実は、真鍮で本格的に作った6角形のパワーグッズで、腰椎5番と頸椎1番を治療してから陽の気を出すようになっています。」

「6角形の真鍮製のパワーグッズで、腰椎5番と頸椎1番を緩めようとしただけで、陽転したということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。不思議なことですが、腰椎5番と頸椎1番を緩めようとしたことに対して、脳が異常な反応を示したのです。」

「それは驚きですね。そんな話は、聞いたことがありません」と町会長。

「おっしゃる通りです。あらゆる知識が頭に降って来る家内も、僕のようなケースがあるとは知らなかったようで、それ以来、僕に対する態度が激変しています。」

「陰だった人間が、突然、陽になれば、誰だって驚きますよ」と町会長。

2021/7/26

<それじゃあどうする10>
しかし、『水中エポキシ』には問題があった。歯に詰めて硬化してしまえば、水に溶けないので人体に害はないと思われるのだが、説明書を読むと、硬化する前には人体に害があるようなのだ。説明書に書いてはなかったが、口内で使う揮発性のものは脳に影響を与える可能性がある。

口内で使った場合毒性があるかどうかを確認するために、歯科用のエポキシ系接着剤を探してみた。歯科技工士が口外で使うエポキシ系接着剤はウェブで販売されていたが、歯科医が使うエポキシ系接着剤は見つけることができなかった。この事実からエポキシ系接着剤を口内で使うことには問題があると推定した。<続く>

2024/7/9